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九十九里方面 物件視察② 原野商法の現況

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九十九里方面 物件視察② 原野商法の現況
九十九里方面物件視察パート2です。

弊社保有物件の入り口です。歓迎してくれたのは自然の草木のアーチでした。虫嫌いの私は嫌な予感がしたので車に戻り装備を整え少し出ている肌に虫よけスプレーかけ準備万端でスタートです。

直進はアスファルトの舗装になっていましたが、目的地はこちらの舗装が途切れた右折方向です。足元の悪い中木々をかきわけながら進むと早速予想していなかった物が出迎えてくれました。

数点のボロボロの電化製品です。その他にも周辺には車のタイヤや大量のペットボトルが捨てられていました。こちらの所有者はここに何年と来てないのでしょう。もちろん不法投棄した人が悪いのは明らかですが、捨てた人を特定できない場合は土地の所有者に責任が生じてしまいます。という事は最後は所有者がゴミを処分する責任があるということです。

倒木などを乗り越え進むとだいぶ開けた場所へ。ここからは当時の分譲して販売したままの状態で、調査地も荒れ果てているだろうと思っていましたが背丈ほどの草木が生えてるだけで他に迷惑がかかるような事も無さそうなので安心です。しかし正直販売出来る様な場所ではないのですが。

今回の視察は九十九里浜を南から北上し合計10カ所程調査して思ったことは、管理地看板がとても多いことが気になりました。弊社がお引き取りした土地の周辺所有者も9割は千葉県以外に在住している方々でした。という事は必然的に自分での管理は面倒だから現地業者へ管理の依頼をしようとなってしまうのです。業者は年2回の草刈りをしながら自社ホームページに販売物件として載せる。お客様は土地を綺麗にしておけば売却出来ると信じて何年も管理を依頼するが売却出来るのはほんの一握り。それに便乗して地元以外の業者が「看板立てれば売れやすくなりますよ」などと言い、手数料を先払いさせ看板だけ立てる詐欺的行為も多いようです。今回もその類いであろう看板を何個か見つけました。
結局何が言いたいかと言うと、自分の所有地はたまにでもいいので見に行くべきだという事です。1年で状況が一変する事もあります。土地の所有者には「所有者責任」が必ず発生して放棄することは出来ません。しっかり頭に入れておきましょう。
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